2011年4月15日金曜日

こだわり1 大岡川のさくら

今日は朝から、天気が良かったので、大岡川沿いに歩いて出勤。
蒔田公園から、曙町経由野毛のコースで、約2キロ。
小嶋の出勤コースは主に4ルートで、①鎌倉街道のバスコース(自転車も同様)、②大岡川散歩コース、③トレッキング三春台、野毛山コース④稲荷坂平楽町の横浜尾根ロングコースと多彩である。但し夜は、自転車(20分)かタクシー(10分)で帰ることが多い。
②の大岡川散歩コースは、この季節とてもお気に入りのコースで、春を満喫しながら約一時間で会社に到着する。
この大岡川にはいくつもの橋が架かり、みなとみらいのランドーマークを観ながら、下町の横浜のコントラストが楽しめる。近年、黄金町がアーチスト誘致で様変わりし、新たなまちの顔が登場したこともうれしい限りで、これにあわせて川沿いも歩きやすく整備された。この川沿いのプロムナードにさくらが多く咲いている。花見のシーズンになると、夜桜楽しめたり、川を遡上する観光船もまた風情があるが、今年は震災の影響で夜桜はお預けである。
また歴史的なポイントもたくさんあり、お稲荷さん、井戸、長谷川伸の碑、吉田町の大井戸など横浜の庶民の文化と息遣いが感じられるのもうれしい。
明治中期から、この地区はハマッ子の居住地域として、時代に翻弄されながら発展した場所で、明治期は、イセザキ町の店につとめる人たちの生活の場や職人の町。震災以降は地震と火災で焼け出された人たちの新地。横浜大空襲でも被害をうけて、何度も立ち上がった地域であると聞いている。
戦後は、青線地帯であったり、黒沢映画の「天国と地獄」の舞台の場や、ハママイクシリーズの探偵ドラマのロケ地にもなっている。
現在は、出稼ぎ外国人や福富町などの歓楽街に勤める女性たちの生活区であったりもする。またフリッピンの人たちのためのキリスト教会などもある。

春のさくらは、日々の生活に追われる人たちにとっても、きっとひと時の安らぎを与えてくれる元気の元なのかもしてない。